Japanese individual investors Opinion Summary

It is a blog that introduces how Japanese individual investors think about stock. I am not good at English, so please read using Google translation!

【まとめ】「外貨建て保険」について、金融リテラシー高い人の意見

皆さんこんにちは!貝です。

 

「外貨建て保険」についてクレームが殺到しているようです。

 

この保険で損をした人はかわいそうだが、しかたがない。

自分で選んで自分で決めたことなので自己責任としかいいようがない。

金融リテラシーがない人が欲をかいたらだめ。絶対。

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購入層の大半は高齢者なのだが、万が一若年層でこの保険に入っている人や、一度でも検討したことのある人は、今後生きていくのに苦労するくらいに、相当に金融リテラシーがないことを自覚した方がいい。

 

是非最後まで読んでもらって、あなたの血と汗の結晶である「お金」をやすやすと取られないようにしましょう。

また、自分だけでなく、親や兄弟・親戚にもこの保険のデメリットを教えてあげて!

 

 

 

「外貨建て保険」とは

その名の通り、外貨建て(米ドルとか豪ドルとか外国の通貨)で運用を行う生命保険のこと。

日本円以外の通貨例えば、ドルで保険料を支払い、保険金・年金・満期保険金・解約返戻金などもドルで受け取る以外は、普通の生命保険の仕組みと変わりません。

 

なぜ苦情が殺到しているか

元本割れのリスクがあるからです。

そもそもこの保険は、生命保険会社とか、銀行が盛んに売り込んできました。

若者はわざわざ保険会社や銀行に足を運んだり、しないので、購入層のメインはお年寄りです。

こんな風に銀行窓口で言われます。

「日本は金利が低いですよね。アメリカは日本よりも市場金利が高いんですよ。3%くらいあるんですよ。保険を活用して資産運用しませんか」

仕組みはこんな風に言われる。

「『1000万円分のドル』を私たちに預けてもらえますと、10年後に『1200万円分のドル』が受け取れますよ。♡♡利回り良くないですか。今ならキャンペーンしてて・・・」

これを「1000万円」が10年後に「1200万円」になると勘違いする残念な人がけっこう多いのだ。

 

当然のことながら外貨なので、為替の影響を受ける。

例えば、1ドル100円のときに1000万円分のドル買うと100,000円の価値がある。

が、その後1ドル90円になってしまうと90,000円の価値しかなくなるので、損をしていることになる。

しかもこれらの保険には最初に1000万円分のドルを購入するときに、たーーーっぷりと手数料と乗せられている。

金融リテラシー高い人達のご意見

ここからは「外貨建て保険」に関して、ネット上の共感できたご意見を紹介するよ。

buffett-taro.net

今後円高が加速すれば、円安局面で新規契約した加入者たちが相次いで大損し、苦情はさらに膨れ上がる。

これまで貯金しかしてこなかった金融リテラシーの低い人たちが、ある日突然多額のお金で投資をはじめても良いことは何もない。

 

www.a-bout.jp

 

金融商品なのに何故元本割れがないと考えてるのが不思議。

外貨建て保険を売った人だけではなくて買った人にも責任がある

事前にどんなリスクがあるのかを確認しなかったアナタのミス。

外貨建て保険を買うぐらいなら、S&P500に連動する投資信託やETFを買った方がいい。

 

jitanpapa.work

保険は、何らかのリスク(怪我や病気、死亡など)に対して一定度を経済的に保障するもので、資産を増やそうとする手段ではない。

保険と投資の違いを見誤り、窓口行員の言うことを信じてしまった方々は、今頃後悔していることでしょう。

しかし、やっと今頃気付いても残された時間は(残酷ですが)そう多くはない。

 

kabumakura.com

「おじいちゃん、自分年金を作ろうね」、みたいな感じで毎月分配型投資信託投を買わされて、その後元本をすり減らしているだけということが発覚し、金融庁が出張るという問題にまで発展した。それと同じ。

 

 

いろいろとえらそうに意見をまとめてみたが、私個人としては、お年寄りが、優しく窓口のおねーさんに商品を勧められたら、訳も分からず契約してしまう気持ちは分かる。

男だったら「おねーさんをがっかりさせたくない」とか「喜ばせたい」とか案外そんなきっかけの人も多いのではと推測する。

 

これを読んでくれた人が、正しい知識を持ち、自分の親・親戚がこういった投資をするか悩んでいるときに、びしっとデメリットを説明することができたら、世の中もっと良くなると思うのだ。

 

おわり